村上春樹について

5/3 (火)
GW1日目。今日は予定は何も無し。先日買った村上春樹の「羊をめぐる冒険(上)」をだらだら読む。私は村上春樹が大好きだ。「彼の作品の魅力は? 」と聞かれるといつもうまく答えられないが、具体的に挙げるなら彼の作品は感情ではなく、本能に訴えかける何かがある所ではないか。ストーリーはさて置き、彼の小説に出てくる主人公はだいたい冴えない。お金持ちでも無ければ、仕事すらまともにしていない、友達もいないような物静かな人間が多いように感じる。彼らの行動パターンはだいたい同じだ。早朝目を覚まして、クラシック音楽(または古典ジャズ)を聴きながら、濃くてうまいコーヒーを淹れて、オムレツとサラダを作りトーストと一緒に食べる。洗濯や掃除など一通りの家事を済ませたら、ジムで汗を流す。昼はあり合わせの材料で作ったスパゲティを食し、午後はのんびりと本を読んだり飼い猫と遊んだりしている。だいたいそんな一日を過ごすのだ。
わたしは彼の小説に出てくるこのようなライフスタイルに憧れを抱いているのかもしれない。さして熱心に稼いでいるようには見えないが、生活に困っているようには到底見えない。そして自分一人の世界の中で悠々自適で洗練されたお洒落な生活をする主人公の生活スタイルが自分とは真逆なのでそこに羨望の眼差しを向けざるをえない。私は月曜から金曜まで面白くない仕事をして、土日はもっと面白くない時間を過ごしている。1人でいる土日はたまらなく誰かに会いたくなるが、誰かと合うのは億劫なのだ。そんなうまく自分の居場所やスタイルを掴めていない私は村上春樹の小説の登場人物の一貫して自己満足に溢れた生き方に魅せられるものは多い。
GW1日目はこのようにして1人ベッドで過ごしたのであった。

看護師 転職

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です